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注文住宅の見積もりの手順について

注文住宅の見積もりの手順について

 

注文住宅で家を建てるとき、まず大切になってくるのが見積もりです。建売りの家であれば、あらかじめ全てを含めた価格が提示されていますが、建材や内装など細かな部分までオーダーメイドで仕上げる注文住宅の場合、見積もりはかなり複雑になります。
しかしここをおろそかにしてしまうと、後でトラブルの元ともなってしまいます。そこで今回は、見積もりのポイントについて説明していきます。

予算を決めることの重要性

見積もりの前に、まず予算を決めておく必要があります。
家を建てるとき、あらかじめ「これくらいの予算にしよう」と決めていたものの、デザインや間取りにこだわっているうちに、気がついたら予算オーバーしていたという人は決して珍しくありません。
家は、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物で、ほとんどの人が住宅ローンを利用して購入をするはずです。家が完成したら終わりではなく、そこから長年にわたる支払いがスタートするということをしっかりと理解しておくことが大切です。

では、具体的にどのようにして予算を決めていけば良いのでしょうか。まず大切になってくるのが、自己資金(頭金)はいくら準備できるのかということです。その上で、住宅ローンの借入額を決めていきます。借入額の上限は、年収の25%以内が理想的です。銀行等で無料の住宅ローン事前審査を受けられるところもありますので利用してみると良いでしょう。

見積もりができるまでの流れ

注文住宅の見積もりを作成してもらうためには、どのような家にするのかというプランが絶対に必要です。そのためにも、まずは「こういう家にしたい」という希望を、施工の依頼を検討している会社に伝える必要があります。
何階建ての家にするのか、駐車場のスペースは何台分必要か、子ども部屋はいくつか、主寝室の広さ、吹き抜けの有無など、出来るだけ具体的なイメージを伝えることがポイントです。

そしてこれらの要望を元に、複数の会社から間取りのプランと、見積書を提出してもらいます。通常は一回目の間取りプランを見た上で、直してほしいところや、こうしてほしいという希望を伝え、再度、プランと見積書を提出してもらいます。その中から、希望の間取りが伝えた予算内に実現できているか、設備や内装などは希望に近いものであるか、という点を確認していき、最終的に契約する一社を決めていきます。複数の会社に見積もりを出してもらう場合、どの会社も同じ条件、同じ希望をもとに見積もりをしてもらうように注意しましょう。

見積書を見るときのポイント

見積もりの内容は、会社によって含まれている項目が異なります。例えば、照明器具が本体工事に含まれている会社もあれば、別扱いにしているところもあるなど、本体工事費だけを見比べて価格が高いか安いかを判断することはできません。見積書を確認する際には、何が本体工事に含まれていて、何が含まれていないのかをしっかりと確認しておきましょう。

また、プランが確定する前の見積もりでは、決定していない細かな部分が見積もりに含まれていないケースも多くあります。壁材を何にするのか、どのメーカーのキッチンにするのかなど、細かな部分が決定すると合計の金額が跳ね上がることも珍しくありませんので、確定していない部分をあらかじめ把握しておくことも大切です。住宅建築にかかる費用以外の諸経費についても事前に確認をしておくことをお忘れなく。

素人が初めて見積書を見て、わからないことがあるのは当然です。間違った認識のまま進めてしまわないよう、見積もりの内容については、納得いくまでしっかりと説明を求めるようにしましょう。