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注文住宅を建てる土地探しのコツは?

注文住宅を建てる土地探しのコツは?

 

注文住宅を建てる際、避けては通れないのが「土地探し」です。希望通りのエリア、価格の土地を見つけることができるかどうかは、満足のいく家づくりができるかどうかに密接に関わってきます。今回は土地探しの手順をはじめ、注意点やコツをお伝えします。

土地の相場を調べる

ある土地の価格が、お買い得なのか、それとも割高なのかを知るためには、相場を知っておく必要があります。

土地の相場を知るためにはいくつかの方法があります。一番簡単なのは、路線価格や公示価格を調べる方法です。各土地のおおよその相場はつかめます。

実勢価格を知るためには、不動産物件を見るほかありません。調べた相場より安い土地があった場合は、周辺環境に注意してみましょう。以下の可能性があります。

  • 墓地が近い
  • 土地の形がおかしい(細長い、三角形など)
  • 変電所が近い
  • 工場が近い

上記の条件が当てはまる土地の場合、価格が安くなることがあります。また、当然、駅から遠い、周りに商業施設が少ないといった土地も、駅前のにぎやかな土地よりは安価となります。

土地の法律

土地を買ったからといって、好き勝手に家を建てられるというわけではありません。
土地と住宅に関する3つの法律について考慮しておく必要があります。

1.都市計画法

大都市の環境を整備するために定められた法律で、対象地域に家を建築する際は、事前に法的に問題がないか審査を受ける必要があります。

建蔽率(けんぺいりつ)や高さ制限について定められているため、3階建ての家を建てたかったが、購入した土地では無理だったということが起こり得ます。十分注意するようにしましょう。

2.建築基準法

安全な住宅づくりのために定められている法律です。道路との接地面の制約につながる規程があります。道路斜線制限によって家の勾配や高さに制限がかかるため、デザインにこだわる家づくりをしたい方は事前に確認しておいたほうがでしょう。

3.地方公共団体の条例

各地方公共団体によって、建築に関する条例が定められている場合があります。建設予定地域にそのような条例がないか、あらかじめ調べておくと良いでしょう。

土地の広さを決める

注文住宅の土地の広さは、建てる地域によって大きく変わります。北海道と東京都では、平均的な家の広さが全く違いますから、これは当然のことです。

検討しているエリアの物件を見学し、地域の平均的な広さ、家族構成、建てたい家の間取りなどに見合った広さかどうかを検討しましょう。

例えば、東京通勤圏内に住む夫婦と子供1人という家庭の場合は、最低でも、LDKと子供部屋、夫婦の寝室が必要となります。客室や書斎を作ったり、将来子供が増えたりする場合を想定すると、3LDK以上の間取りが必要と言えるでしょう。

インフラのチェック

電気や水道、ガスを通せない宅地というのは、現状そうないでしょう。しかし、ガスに関しては、都市ガスを選べない地域もあります。つまり、仮にプロパンは嫌だという場合は、多少地域が限定される可能性があるということです。

また、インターネット設備やケーブルテレビに関しても、使いたいサービスに対応している地域かどうかを事前に調べておくことをおすすめします。

理想の住宅を作るためには、なによりも事前調査が大切です。長く、満足して暮らせる住まいを作るために、土地探しの際は多方面からチェックするようにしましょう。