自由な発想で住まう人のニーズにお応えする注文建築ならではの住宅を皆様に。
こだわりの家を建てたいという人に大人気の注文住宅。注文住宅とは、「リビングに階段を設けたい」「中庭を設けたい」など、自分好みに作ることができる住宅のことです。今回は注文住宅を建てる際の一般的な流れをご説明します。
まずは、どのような場所に、どのような家を建てたいのかを考えます。内装のデザイン、間取り、ほしい設備、周辺環境など、始めはおおまかなイメージで大丈夫です。おおまかなイメージがわいたら、住宅展示場を回り、情報収集をして、イメージをふくらませましょう。
先に情報収集をし始めてから考えることもできますが、ある程度の見当をつけておいたほうが、よりスムーズに進めることができます。
イメージをふくらませ、住みたい家の条件が決まるまでにかかる時間は、いっしょに住む人の数や意見のばらつきによって大きく変わります。ただ、住宅展示場を回る時間を含め、1ヶ月前後かかるのが一般的です。
土地探しについてですが、まずは、エリアや周辺環境などの希望をすべて満たす土地を探します。最適だと思える土地が見つかった際は、すぐに購入するのも良いでしょう。ただ、一生に一度の買い物となるかもしれないので、基本的には焦らずじっくりと検討することをおすすめします。
なかなか見つからない場合は、条件に優先順位をつけて選定するようにしましょう。土地の選定には1~3ヶ月程度かけるのが一般的です。
土地を購入したら、建物の設計を考えます。間取りや部材を決める設計は、注文住宅を建てる際、もっとも重要です。間取りや部材だけでなく、コンセントの位置やキッチンの高さ、収納の種類などについても設計士と話し合いましょう。
こだわればこだわるほど時間も長くかかり、約半年かかることもめずらしくありません。ただ、せっかくの注文住宅ですから、ここはしっかりと時間をかけて満足のいくものを作りあげるようにしましょう。
図面が固まり、建築確認申請が通ると、いよいよ工事がスタートします。工事期間は設計によって変わりますが、4ヶ月から1年程度が目安です。
工事が始まる前には、騒がしくすることのお詫びを兼ねて、近隣の方へご挨拶に行くようにすると良いでしょう。地鎮祭(じちんさい)や上棟式(じょうとうしき)を行う場合は、その準備も必要です。
また、工事期間中は、可能な範囲で進捗を見に行くようにしてください。実際にどのように建設が進められているのかを確認することができるので安心です。
工事が完了し、建物の確認がすんだら、いよいよ入居となります。建物や図面、保証書を受けとり、登記手続きを行ってから引越しの日程を決めます。
注文住宅の施工にかかる時間は、1~数年になることがほとんどです。長い時間をかけた分、完成時の喜びも大きなものとなることでしょう。購入を検討している方は、かかる時間を見越して早めに行動にしましょう。