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Columnコラム

家族を守る注文住宅の防犯対策

家族を守る注文住宅の防犯対策

 

警視庁統計資料によると、平成26年中の侵入窃盗(泥棒に入られた状態のこと)の認知件数は9万3,566件。そのうち56.1%が住宅への侵入で、なかでも一戸建てでの発生が最も多くなっています。手口も巧妙かつ凶悪化が進行しているようです。
犯罪から家族や財産を守るためには、高い防犯意識を持つことが大切です。注文住宅を建てるときは、設計の段階からしっかり防犯対策を考えましょう。
ここでは、家族を守る注文住宅の防犯対策についてご紹介します。

泥棒に好まれてしまう家はどんな家?

狙われにくく、侵入されにくい住まいを実現するためには、泥棒がどんな家を好むのかを知る必要があります。
以下のように、外からの見通しが悪いと泥棒は仕事がやりやすくなります。

  • 植栽や塀が高く、見通しが悪い
  • 腰壁で囲われた見通しの悪いベランダ
  • 隣家との間や、家の裏側が死角になっている
  • 夜間暗く、隠れる場所がある

貧弱な雨戸やシャッター、単体の窓ガラスや補助錠のない窓なども泥棒が好むとされています。また、2階への足場になる庭木やエアコンの室外機、物置、駐車場などがある場合も、泥棒の侵入経路となる可能性があります。

最も重要な窓への防犯対策

一戸建てにおける侵入口の代表格は窓。ドライバーやバールを使ってガラスを割り、手を差し込んで、クレセント錠を外して侵入します。
そのため、窓を選ぶ際には、サッシ、窓ガラスともに、簡単に破ることのできないタイプのものを選ぶことをおすすめします。
外から錠部が見えないようになっているタイプや、2ロック、3ロックのもの。また、特殊フィルムがサンドイッチされた「防犯合わせガラス」、視覚的に侵入をためらわせる「シャッター」なども効果的です。

玄関設計は厳重な防犯対策を

侵入口の2位が「表出入り口」。つまり玄関ドアです。手口は、ドアの隙間をバールなどで破壊する「ドア錠破り」、錠前にピックと呼ばれる特殊器具を差し込み、解錠する「ピッキング」、ドアにドリルで穴を開けて金属棒などを差し込み、内側のつまみ(サムターン)を回して不正解錠する「サムターン回し」など。

玄関や勝手口は、できる限り前面道路などから見えやすい位置に配置し、とにかく頑丈なドア、性能の高い錠前で防犯性能を高めましょう。
鍵は主錠と補助錠の最低2ロックを装備。ガラスをはめ込む場合は、防犯ガラスにするのが良いでしょう。
鍵はピッキングやドリリングによる錠破りを防ぐため、シリンダー内部が不正解錠に強い構造になったものがおすすめです。サムターンが取り外せる「着脱式サムターン」なども効果的。外出時や就寝時に外しておけば、ガラスを割られて手を入れられても、サムターンがないので開けられる心配がありません。

防犯性能の高い建物部品は「CPマーク」が目印

「CPマーク」とは、「防犯」を意味するCrime Prevention の頭文字CPを図案化したもので、防犯性能が高いと認められた建物部品の商標です。
泥棒の攻撃に対し建物部品が「5分」耐えることができれば、約7割の泥棒が侵入をあきらめるというデータをもとに、さまざまな侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるかを実際に試験し、クリアしたものだけに使用が許されています。
窓や玄関ドア、シャッターなどの建物部品を選ぶ際は、CPマークを一つの基準にすると良いでしょう。

メーターの設置場所にも注意が必要

電気や水道、ガスなどのメーターは、表から目立たない場所に設置しがちですが、防犯上は見通しのいい、道路側などに設置するのがおすすめ。その際、メーターはむき出しではなく、ボックスでカバーすることが大切です。
泥棒は電気メーターの回転の早さを見ることで、住民が家にいるのか、いないのかを把握します。
設計段階から、エクステリアデザインの一環として、メーターボックスの位置や仕様を考慮しましょう。

注文住宅を建てるときは、デザイン性や機能性ばかりを重視してしまいがちですが、防犯対策も忘れてはいけません。防犯性能の高い建物部品を効果的に取り入れ、不審者が立ち入りにくい家にしましょう。