自由な発想で住まう人のニーズにお応えする注文建築ならではの住宅を皆様に。

Columnコラム

住宅建築の工法の種類

住宅建築の工法の種類

 

日本の住宅には、さまざまな建築工法があります。ここで言う工法とは、住宅の「骨組(躯体)」の仕方を意味し、工法が変われば使用される材料も仕組みも全く異なります。工法によって耐久性や耐震性、外観、間取り、工期、価格も変わりますので、どんな家造りをしたいのかイメージを持った上で、それに見合った最適な工法を選ぶことが大切です。ここでは、一般的な戸建て住宅の代表的な工法について、それぞれの特徴やメリット、デメリットを説明します。

木造軸組工法

日本の伝統的な家造りを受け継いだ工法で、現在国内にある住宅の約7割が木造軸組工法で建築されていると言われます。設計の自由度も高く、好みの間取りを実現しやすいことから根強い人気を誇っています。

木造軸組工法では、縦軸となる「柱」、横軸となる「梁」、それらを斜め方向から支える「筋交い(すじかい)」によって躯体を支えています。また、木材同士の接合方法も特徴的で、木材の先端に「ホゾ」や「ミゾ」を入れて互いを噛み合わせることによって、ほかにはない抜群の強度を得ています。ただし、これらの工法は大工さんによる熟練の技が必要になるため、施工業者によっては品質にバラツキが見られる傾向があります。

ツーバイフォー工法(枠組壁工法)

ツーバイフォー工法は、アメリカやカナダから導入された工法で、1970年代から日本でも本格的に普及し始めました。柱はいっさい使わず、2×4インチの木材で作った枠に構造用合板を張った箱状のパネル版で壁や床、屋根を構成し躯体を支える工法です。

材料の規格や施行方法が厳密に定められているため、工期も比較的短期間で済み、施工者による品質の差が現れにくいというメリットもあります。また気密性が高く、防火性や耐震性にも定評がありますが、壁で躯体を支えている構造上、開口部の広さや間取りにやや制限を受ける場合もあります。

プレハブ工法

プレハブ工法とは、あらかじめ主要部材を工場で生産、加工し、現場で組み立てのみを行う工法のことを言います。
戸建て住宅向けのプレハブ工法にはいくつか種類があり、主に軽量鉄骨で躯体を構成する「鉄骨系プレハブ」、木材パネルで床や壁を組む「木質系プレハブ」、コンクリートパネルを主要構造部材とする「コンクリート系プレハブ」、建物の一部の部屋をユニットとして工場で造り、それを現場で連結させる「ユニット系プレハブ」などに分けられ、それぞれ耐久性や耐震性、遮音性、耐火性などが異なります。

中でも「ユニット系プレハブ」工法は、工場で組み立てられた「箱型のユニット」を建設現場へ運び、一部屋ずつクレーンで積み上げていく方法を呼びます。プレハブ工法は、基本的に施工者による品質のバラツキが少なく、特にユニット工法の場合は最短で30~40日の工期で完成させることが可能です。ただし箱型のユニットは、一定の規格に基づいて大量生産されるため自由度がそれほど高くないのがデメリットとして挙げられるでしょう。

コンクリート一体壁式工法

躯体を構成する柱、梁、床などの形に合わせた型枠に必要量の鉄筋を配し、コンクリートを流し込む工法をコンクリート一体壁式工法(壁式鉄筋コンクリート工法)と呼んでいます。
流し込んで固めるため躯体全体に繋ぎ目がなく強度が増し、大きな地震が起きても倒壊しにくい頑丈さを保つことができます。ただし、コンクリートがきちんと固まるまでの時間が必要になるため、ほかの工法に比べて工期が長くなる傾向があります。

上記で挙げた工法以外に、ハウスメーカー独自の技術で開発された工法も数多く商品化されています。どの工法を選ぶかについては大変悩ましいところですが、実際に施行現場を見せてもらいながら特徴を把握していくと、自分に合った工法を選びやすくなるでしょう。